今回の講演会のテーマ「子どもの貧困」・・・土地柄か、これまでも
「貧困」という言葉を使う時には正面からも、気を抜くと後ろからも石が飛んでくることが多々
あります。
今どきの中学生は身なりも清潔感があって可愛いし、携帯電話を各自持って年中mailしているし、私より贅沢じゃないか?と思っていましたが、今の日本の社会は、少子化・いじめ・競争・引きこもり・ひとり親など家庭環境の不安定・親の不安定雇用、もうきりがないほど問題は山積みで、一旦転げ落ちてしまったら二度と這い上がってこられない程に
「セーフティーネット」の貧弱な社会だなぁと思います。 貧困=貧乏というのではなく、湯浅さんの言われるように「溜め」の無い社会であり、子どもをないがしろにしている社会だなとも思っています。
9ゼミの活動や自殺防止の会設立に携わっていることを知った知り合いには「なんで、カオちゃんがこんなことやっているの?」とよく聞かれます・・。あまりにも続くので、最近ご無沙汰だったブログを使って自分でも振り返ってみようかなと
仕事の関係上、様々な生活相談に関わってきましたが、やはり根本は義務教育の段階での
絆再生が重要だと感じていました。
昨日笑いながら話をしていた人が次の日には子どもを連れて命を絶ってしまったり、覚悟の上で私たちのところへ最後に会いに来たんだなと考えつつも、自分の力不足になんとも心が激しく痛んで、また相談者がきての繰り返し。
ようやく、これは付き合っていくしかない痛みだからと自分で鎮静化できるようになってきました。
ほんの少しでもいいから、前よりも良い世の中になっていたら、またここに生まれ変わってきたいと思って貰いたい。
でなきゃ、亡くなった方に合わせる顔がない!とくにあの震災以降は沢山の方が同じ思いをされたのではないでしょうか?
平和運動で代表の深沢先生とは面識はありましたが、昨年から学びサポートの活動をされていることを知り、
「さすが深沢先生だわぁ、なんかチラシ配りでもお手伝いさせてもらおっっ」と簡単な気持ちで事務局に加わることになりました。が、子どもの貧困の問題を知れば知るほど、気持ちは強くなる一方で、知らない人にもぜひ知ってもらいたい!知ったらアクションを起こしてほしい!と、
相変わらず家事をホッタラカシテのめり込んでおります。
講師ボランティアスタッフの方々もいい人ばかりで、教育・福祉・貧困問題など素人も多く「文化祭前夜」的に盛り上がっているトコロもありますが
(私の思いつきに振り回される被害者が巷に広がりつつある)同じ想いを持った様々な年代・立場の人たちが、「こいつぁ、見てられん!」と手を差し伸べてくれる強力な助っ人達が増加中です。
がんばっていいシンポジウムにしたいと思いますので、今後どうぞよろしくお願いします。